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Issue 02 2026.10.15
03
Category
CULTURE
Where
イギリス(北米ツアー中)
When
10月13日 掲載

Massive Attackの初期メンバーTricky、ハシシと「シングルのないアルバム」を語る

Summary

Massive Attackの初期の作品に参加したことで知られるTrickyが、High Timesのインタビューに答えました。7月に出た6年ぶりのソロ名義の新作のこと、ハシシとの付き合い方、アルバムの作り方を語っています。

Trickyは、イギリス・ブリストル出身の音楽家です。1990年代にMassive Attackの作品に参加し、その後はソロで、暗く美しい独自の音を作ってきました。7月17日には、自分の名前で出すアルバムとしては6年ぶりとなる『Different When It's Silent』を、自身のレーベルFalse Idolsから発表しています。

インタビューが掲載されたのは10月13日。9月から続いた北米ツアーが、終わりに差しかかった頃です。Trickyは新作を「初めてのインディー・アルバム」と呼び、オルタナティブ・ロックに近い音だと話しています。

大麻については、ハシシを吸うこと、それが自分の文化の一部であることを率直に語っています。父親がジャマイカ出身で、10代の半ばに父と一緒に吸い始めたそうです。そのうえで、どんな品種が合うかは人の育ちによって違う、とも話しています。

音楽の作り方の話も印象的です。アルバムはひとつの作品として作り、シングルは最後に選ぶ。ラジオで受けそうな曲でも、アルバムの流れに合わなければ外すといいます。先行曲「Out of Place」はサビのない曲ですが、BBCのラジオ局6 Musicで重点的に流す曲に選ばれました。

Our view

Trickyの話は、大麻を酔うための道具としてではなく、家族の記憶や暮らしの文化として語っているところに惹かれます。ヒットしそうな曲を外してでもアルバムの流れを守る、という作り方とも通じるものがあります。急がず、全体で味わう。16:20がカンナビスカルチャーを伝えるときにも、大事にしたい感覚です。